(折紙上部) 尚々、それかし事ハ 御あとよりまいりた けさハ御ふミ たく、やかたさま くたされ候、おのおの 御たちいこに よりあいふるま しこういたし い、またハ御よう 御ちやくたされ の事も御さ候て、 候へく候 御返事申あけ □てうさまへもこの す候、しかれは よし御申 こんと御わつら たのミ入候、かしく い御ほんふくニ つゐて、御ちや くたさるへき □くわふん
(折紙下部) かたしけなく そんしたて まつり候、すな わちしこう いたし申へく候へ共 廿三日ニゑとへ 御たちなされ□ 御ようとも申 つけ候ゆへ、し こう申ましく候 このよし御申 あけ候て、断御申□ かしく (袖裏ウハ書) 「ちやうめい殿」