俵、弐百四五十位ト、岡山ハ
さすか国主、大なる物ナリ、町
入て、小橋・中橋之二川ハ、皆
上リ川ニて、京橋ハ右云城之
外濠なる川ニて、京橋二(尤自国之船も)四国
高松ノ船数艘アリ、一六二ハ
是非大坂船出る、四国ハ毎日
便船アル由ナレ共、如何ニも
盆十五日之事なり、弥出ルトモ
不定、讃支渡らんため、暫
見合すれとも、思きりて
本道を不行、妹尾と云到、
是ハ已ニ備中なり(川アリ境)、子細ハ大坂
を始メ姫路・岡山・備中も倉
敷辺、昨年コロリ之病、又
流行して死人多、大坂
より之往来、兵庫、何れも
流行、道ニ六部ノ死するを見、
赤穂ヨリ片上出る山中ニテ
駕輿ニノセテ手拭ニて顔ヲ |