図書館に関するニュースなどで、特に面白いもの、際立ったものを紹介します!
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中央図書館エントランスに、昨年9月に栃尾美術館で回顧展が開催された故若井宣雄さんの油彩画『調理場の静物』を展示しました。
今は無き、長岡の洋食店「小松パーラー」の厨房を描いた本作品は、若井さんのご遺族から今年長岡市に寄贈されたものです。
同店は、作家や画家、音楽関係者などの文化人が多く集まる交流の場でもあったそうです。
4月29日(月・祝)に、中央図書館で「一日中お楽しみ会」を開催しました。
このイベントは、中央図書館で活動する読み聞かせボランティアと協力し、午前10時から午後5時まで読み聞かせや紙芝居、工作などを行うものです。
当日は天候も良く、お父さんやお母さんと一緒に大勢の子ども達が参加しました。
どの子も、絵本や紙芝居、パネルシアターでお話の世界を楽しみ、工作では夢中になって紙飛行機やコマを作り、楽しく遊んでいました。
パネルシアター『こいのぼり』 こいのぼりが飾られる由来を、パネルシアターで楽しく演じてくれました。 |
絵本『ころころころ』を読んでいる様子 | 紙芝居『ヤギとコオロギ』上演の様子 |
エプロンシアター『○△□何かな?』 ポケットから次々出てくる○△□をエプロンに貼り付け、なぞなぞをしながら進んでいきます。 |
手品も行われ、子ども達からは驚きと歓声が沸き起こりました。 | 紙飛行機と発射台を作っている様子。発射台を使うと、紙飛行機は手で投げるよりもずっと遠くに飛んでいきます。 |
4月28日(日)、栃尾美術館でワークショップ「ミニ縄文土器づくりをたのしもう」を開催しました。
展示室で本物の縄文土器を観賞したあと、縄文人になったつもりで縄や竹などの道具で模様をつけ、オリジナルの土器を作りました。
縄文時代、土器は鍋として使われていたそうですが、みなさん、現代風のおしゃれな土器ができあがりました。
作った土器は、しばらく乾燥させてから、素焼きして完成となります。
4月27日(土)、栃尾美術館で開催中の「栃倉遺跡展」関連行事として、新潟県考古学会会員の関雅之さんによる講演会「栃尾の栃倉遺跡−縄文中期の世界と発掘調査のあゆみ−」を開催しました。
昭和31、32年の発掘調査当時に撮影された写真などをもとに、栃倉遺跡や発掘調査の意義などを分かりやすくお話しいただきました。
講演会の後には、展示されている出土品や写真パネルの解説も行われ、遥か5000年前の縄文中期の世界をこの場で体感したひとときでした。
4月27日(日)に、互尊文庫で「ワクワク工房こどもの読書週間スペシャル」を行いました。
読書週間にちなみ、本をたくさん読んでもらえるよう「しおり」を作りました。
画用紙に綿棒と絵の具で絵を描き、ラミネートをしてリボンを付けると完成です。
参加した子ども達は、講師の説明をしっかり聞いて、思い思いに自分だけのオリジナルしおりを作っていました。
たくさん使って、色々な本を楽しんでもらえたらと思います。
次回のワクワク工房は、5月19日(日曜日)午後2時から「さらまわし」を作る予定です。
講師の説明をちゃんと聞いて作成開始! | 点をたくさんつけたり、伸ばして模様を描いたりと、綿棒使いも巧みです。 | 完成したしおり。これからどんな本に挟まるのでしょうか。 |
西地域図書館では、4月27日(土)に「わらべうた講座」を開催しました。
市内で活動する、わらべうた遊びのサークル「わらべうたであそばんか」の皆さんから、たくさんのわらべうたを紹介して頂きました。
7ヶ月の赤ちゃんから5歳のお子さんまで年齢は様々でしたが、親子で楽しめるものばかりで、始終笑顔が見られました。
はじめに、歌いながら子どもたちに名前と年齢を聞いていきました。みんな元気良く答えてくれました。
「うえから したから おおかぜこい」のわらべうたに合わせて、布をゆ〜らゆら。大きな布に包まれた子どもたちから楽しげな声が聞こえました。
小道具を使ったり、身体を動かしたりと内容は盛りだくさん。お母さんと一緒で子どもたちもとてもリラックスした様子でした。
4月21日(日)、中之島地域図書館で「おはなしひろば」を行いました。
今回は季節のお話と、こいのぼりの工作をしました。
ボランティアさんが読んでくださったお話はこいのぼりの絵本。
「こいのぼり」の替え歌つきで、そのおかしさにお父さん・お母さんもおもわずにっこり!
工作では、シャカシャカ音の鳴るこいのぼりを作製し、うろこ部分に絵を描きました。
それぞれの個性が光る、可愛らしいこいのぼりが完成しました。
楽しいお話を聞いた後は… | 工作開始!どんなこいのぼりができるかな? | 完成したこいのぼりです。しっぽの止め方にも個性が出ました。 |
南地域図書館では、4月20日(土)に「おはなし☆おはなし むかしばなしとトントンかみずもう大会」を開催しました。
前半は、パネルシアター『おだんごぱん』、絵本『びんぼう神とふくの神』、紙芝居『かっぱのすもう』の日本とロシアの昔話を聞いてもらいました。
後半のかみずもう大会では、力士を2つ作ってお友達と同志で対戦です。
トントン、トントン、だんだん白熱してきて、夢中で土俵を叩いていました。
勝っても負けても、笑いの絶えない賑やかな大会になりました。
絵本のよみきかせです。 | かみずもう大会。だれが勝つかな? |
寺泊地域図書館では、4月14日(日)に「フェルトで作ろうブックカバー」を開催しました。
年長組の園児から小学6年生までが参加してくれました。
全員で動物や花のアップリケをフェルトに貼り付ける作業から始め、本体はかがり縫いとブランケット縫いで仕上げました。
縫い始めはお母さんや図書館のスタッフに応援してもらいましたが、しばらくすると自分で縫えるようになり、楽しそうに作業していました。
同じ材料でもアップリケの配置を工夫して個性的なかわいいいブックカバーが完成しました。
アップリケの配置に個性が光ります。 | ブランケット縫いに挑戦! | お母さんも手伝って完成! |
栃尾地域図書館では、5月1日〜5日に毎年行なわれている「栃尾てまりまつり」に先駆け、「とちおてまり展」を開催しております。
栃尾てまりの会の協力により、てまり66点を展示し、由来や歴史なども紹介しています。
栃尾の町の中に溶け込む様々なてまりに注目したコーナーなどもあり、美しさやデザイン性など、てまりの魅力を十分に感じていただける内容となっています。
本展は栃尾文化センター(栃尾地域図書館併設)にて4月21日まで開催しており、最終日の21日は10時半〜15時半に栃尾てまりの製作実演を見学できます。
この機会に是非、栃尾文化センターにお越しください。
栃尾てまりの最後の伝承者 名児耶チハルさん製作のてまりが展示してあります。 | 色鮮やかな栃尾てまりの数々。 |
模様の解説にお客さまの足がとまります。 | 町の中に溶け込むてまりデザインのひとつ「マンホール蓋」 |
栃倉遺跡とは、栃尾地域の刈谷田川右岸に形成された細長い段丘上に位置している今からおよそ5000年前の縄文時代中期の遺跡です。
昭和30・31年に発掘調査を行い、地元の有志や中学生、高校生が参加し、多量の出土品と竪穴住居跡を発見しました。
日本海側諸県で完全な形で竪穴住居を発掘したのは初めてのことで、大変貴重な遺跡であるといえます。
今回のような栃倉遺跡の出土品の大規模な展示は半世紀ぶりとなります。
本展は5月26日(日)まで開催しておりますので、縄文時代の人々の文化を間近で見れるこの機会をお見逃しなく!
エントランスでは、長岡土器造り同好会の制作した縄文土器がお迎えしています。 | 昭和30年の第一次調査で発掘された栃倉T式土器(深鉢式) | 本展では、復元された土器や土偶、石器類、発掘当時の写真パネルなど、約200点を展示しています。また映像コーナーでは、発掘調査を撮影した貴重な映像である「栃倉遺跡」も観賞できます。 |
土器の破片 | 3月16日のオープニングイベントとして行われた解説会では、大勢の方々が参加、講師の説明に熱心に耳をかたむけていました。 | 見学に来た栃尾地域の園児のみなさん |
日本図書館協会では、東日本大震災の被災地にボランティアを派遣し、施設等に避難している子どもたちへの読み聞かせや図書館復興支援活動などを行ってきました。
このたび参加者が撮影した活動記録(写真)をお借りすることができ、中央図書館で展示をしております。
図書館職員の目線で被災地の状況や活動風景を見ることができますので、この機会に是非中央図書館まで足をお運びください。
展示期間は4月29日(月)までとなります。
中央図書館所蔵の亀田鵬斎の書を1階エントランスに展示しました。
【人物紹介】
亀田鵬斎
名は翼、長興、興。通称は文左衛門。
号は鵬斎、善身堂、太平酔民。
江戸後期の儒学者。書画にも秀でる。
人物は豪放磊落(らいらく)にして人情に厚く、門下生千人にものぼった。
後年、家塾を閉じ、3年ものあいだ越佐を旅してまわる。
6歳下の良寛との出会いは、互いに影響をおよぼし、2人の合作もうまれた。
本作品は狂草とも草聖ともいわれる書家懐素(かいそ)のことを大仰(おおぎょう)なまでに誉めた歌である。一説には李白の作ではないとするものもある。
鵬斎の書は楷書も草書もどちらも甲乙つけがたい魅力がある。